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THE MAZE

Christopher Martin
　
Interview & Photo by Shizuo "EC" Ishii / Translated by Ichiro Suganuma
　

ジャマイカのビッグ・ヤード・スタジオで紹介された細身の少年、クリストファー・マーティン。2年前に出場したコンテストで優勝し、ジャマイカでは誰もが知っている美声シンガーだ。数日後、マイアミで開催されたビッグ・フェス「Best Of The Best」のバックヤードで再会した彼にショート・インタビュー。
　
●バイオグラフィーを教えてくれるかい？
Christopher Martin（以下C）：1987年、セント・キャサリン生まれで、今はキングストンに住んでいるんだ。歌は小さい頃から歌っていて、そうだね、７歳ぐらいから歌ってたんだ。最初に歌のコンテストに出場した時は確か９歳だったかな。それ以降参加したコンテストではいつも優勝してるんだよ。　
　
●君を一躍有名にしたコンテストについて教えて。
C：ケイタイのデジセルがスポンサーの「デジセル・ライジング・スターズ」っていうテレビ番組のコンテストだよ。そのコンテストには2005年に出場して優勝したんだ。視聴者が電話で気に入ったアーティストに投票するっていう形式の勝ち抜きコンテストで僕が選ばれたんだよ。この島中が見ているコンテストが僕をジャマイカで有名にしてくれて、今ではジャマイカ中のみんなが僕の事を知ってるよ。その後、Big Yardと契約したんだ。Big Yardにはシャギー、レイヴォン、キップリッチ、リックロック、ブライアン＆トニー・ゴールドなんかがいて、僕ももう既にいっぱい仕事をしてるよ。結構遠征も多いんだよ。ジャマイカとアメリカの両方を行ったり来たりだよ。
　
●コンテストで優勝を勝ち取った曲は、カヴァー？　それともオリジナル？
C：カヴァーだよ。カヴァーは今までたくさんしてきたんだ。特にオールディーズが好きなんだ。例えばサム・クック、スティービー・ワンダー、パ−シー・スレッジ、アル・グリーンとか。特にアル・グリーンの曲は僕にぴったり合うんだ。でも「デジセル・ライジング・スターズ」で優勝してからはオリジナル曲を歌うするようにしてるんだ。今ではほぼ全てがオリジナル曲だね。「Jamaican Girls」とか「Givin It」とか「The Pain We Feel」とかね。シングルも出てるよ。
　
●好きなアーティストは誰？　今後、一緒に仕事をしたいアーティストは？
C：ベレス・ハモンドとシャギーかな。その２人を本当に尊敬してるんだ。彼らの生き方に憧れているし、もちろん曲も大好きだし、コラボレーションの仕事とかもそう、とにかく全てだね。彼らとはいつか一緒に仕事してみたいと思ってるんだ。もちろんスティーヴィ・ワンダーとも仕事をしてみたいんだけどね。