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292    COLUMN    RAW SINGLES

Raw Singles
Text by Takanori Ishikawa
 
1. Vybez Kartel / Don't Cross Di Line (Time Travel)
オリジナル・ジャグリン "Purge"。一寸エレクトロ風味はあるけど基本ゴリゴリ、シンセも煽情的な強面のトラック。サンプリングされているQuincy Jones「Iron Side」のチョップの仕方も大胆かつ豪快! 一線を越えてきた奴は容赦なく撃つぜ、ってリリックス。
 
2. Movado / Nuh Bad Mind (Time Travel)
"Purge"。こっちは「Iron Side」のサンプリングなしヴァージョン。やさぐれたヴォーカルは中盤からスピード・アップ、アグレッシヴな打ち込みビートの魅力を引き立てる。Bad Mindな連中を攻撃する内容。
 
3. Movado / Don't Mess Around (Black Shadow)
前回紹介の "Bad Dog" 追加リリース曲。「オレは狙った奴らを絶対に逃さないぜ」のガン・トーク。銃声音のコラージュ付きのピカレスクな1曲。「No Di-Gi-Di」から拝借(サンプリング?)したパートがアクセントとなっているド迫力サウンド。
 
4. Beenie Man / Dem No Know (Young Blood)
オリジナル・ジャグリン "Rapid Burst"。ブツ切りのベースラインが全体をリードするキレの良いリズム・パートが特徴。テイストーション・ギターもこのレーベルらしい。Badnessを理解してないエセBad Manを攻撃。 
 
5. Mr.Vegas / Work It Out (Young Blood)
全編でギターがフィーチャーされたSoca調のカリビア〜ンなジャグリン・リズム "Work It Out"。底抜けに開放的な風通しの良いトラック。ギャルに向けてダンスを煽るリリックス。単純明快なパーティー・チューンでもあります。
 
6. Elephant Man, Wyclef & Diddy / Five-O (VP)
Diddyプロデュース。ニュー・アルバムからのシングル・カット。トラックは泣きのギターが「キュイーン」と入ったルーツロック・スタイル。一寸、「Heathen」っぽいけど、キックは強力にアタックするアグレッシヴなオリジナル・トラック。いつになくEleも力入ってます。
 
7. Elephant Man / Slow Whine (VP)
これはかなりUSマーケット狙いのチューンか? スローなHip Hopトラックにシンプルで分かり易いリリックス。シンセ・ストリングスをアクセントにしたトラックもワイルドさよりは洗練を重視したもの。じっくりスローなワインを見せてくれよとDJ。
 
8. Nelly Furtado & Coutney "Yoggy" John / Say It Right (Fi Wi Music)
全世界で大ヒットしたあの曲をレゲエ・ヴァージョンに。サウンドはオリジナルとは全く異なるルーツ・レゲエ調。ホーンも70'sジャマイカライクな豪快なヤツなのでオリジナルに親しんでいる人はビックリするかも。どうあえリミックスするならこれぐらいやらないとね。
 
9. Beenie Man & Alaine / Dreaming Of You (Sleepy Splu)
ラヴァーズと言うよりは殆どスウィートなR&Bといった趣きの一曲。こういう曲を演らせるとBee-nieは本当に巧いですね。Alaineも新世代らしい軽やかさで歌い込まずにスムースにDJに絡む。ライト・タッチのラヴ・ソング。
 
10. Da'Vill Feat. Sean Paul / Always On My Mind [Remix] (VP / Fashozy)
人気曲のリミックス。「君なしでは耐えられない」等々の切ない心情を歌うシンガー・パートはそのままに、オールドスクールなスタイルのDJをプラス。最近こんな感じのコンビネーションは殆どなかったですね。Paragons & U-Royみたいな構造です。
 
11. Jah Cure / Sticky (Danger Zone)
何かと話題のシンガー新曲。ソフトなオリジナル・ミディアム・トラック "Jam Down"。ドラムとベースはしっかりと、ズッシリとドライヴしているナイス・トラック。いつも見守っているJahへの叫びにも似たリリックス。今の心境を素直に歌ったものなのでしょうか。
 
12. Etana / Roots (Free Mind)
「Wrong Address」がロングラン・ヒット中の女性シンガー新曲。かなりソウルっぽい音作りで全編に渡りパーカッションが大活躍。自分達に都合の悪いシンン実をヒタ隠しにする輩を批判。若者に対して真実を見せろ、とストレートに歌唱。間奏のギター等、構成も凝っています。
 
13. Buju Banton / Bobby Red (Penthouse)
"M-16" リメイク・トラック。ネタ切れと言う訳でもないでしょうが大ネタ持ってきましたね。オリジナルをほぼ忠実にリメイクした音作りでラバダブ・フィーリングたっぷり。全盛期を思い出させるコクのあるDJが嬉しい。Bad Manポリス等を題材にしたリアリティ・トーク。
 
14. Alborosie / One Day (Pow Pow)
人気上昇中と言われるイタリア人DJ。塩辛い声でステディにライミングする持ち味は本作でも光る。魅力はその渋いノドか。ヴァイオレンスや不正にはJahの裁きが下るであろうとDJするメッセージ・ソング。ミディアム・ルーツ・トラック "Overstand" 使用。

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