Luciano       Frankie Paul  Tanto Metro & Devonte    Mikey General
  Mighty Diamonds    Dean Fraser        Nahki        Warrior King

やって来ました、「ジャパンスプラッシュ」の季節が。昨年より一ヶ月ほど早く真夏の真っ只中、7月21日開催。場所は昨年と同じく読売ランドEAST。最高ですね。

 来日するアーティストも、じっくり聴かせるタイプが多く、粒ぞろいのメンツとなっております。その中でも見どころとなる注目されるアーティストを中心にピックアップしてみよう。

 まずは久々に来日するLuciano。小柄な体格ながらもエネルギッシュなステージングには定評のあるところ。ジャマイカ国内での大ヒット曲にこそ最近、恵まれていないものの、発表されている曲はどれも高水準。全盛期とされる頃と比較しても見劣りするところは一つも無い。つまりアブラが乗り切った彼の歌唱が間近で見られるというチャンス。故デニス・ブラウンを思い出させるギターの弾き語りもきっと演ってくれるハズ。個人的には最も楽しみにしているアーティストだ。

 そして初来日のWorrior King。「Virtuous Woman」他のヒットで一気に頭角を現した若手ルーツ系DJの注目株。『Riddim』読者には、もうお馴染ですね。CapletonSizzlaには無い、しっとりとクールに聴かせる魅力を持ったアーティストで、過剰にエキセントリックな表現にならないのが持ち味。とは言ってもライヴはかなりホットなものになりそうな予感。「Never Go Where Pagons Go」や、皆が大好きな「Breath Of Fresh Air」も確実に披露してくれるでしょう。

 なので脱線するけど、飲み過ぎ、馬鹿騒ぎは控えましょう。せっかくの好演を聞き逃す事ほど、勿体無い事はないからね。廻りの人に迷惑をかけるなんてもっての外。やり場の無いエネルギーをぶつけるなら、レゲエ以外のところでやって下さい。ごく少数の勘違いしている人だけだと思うけど…。


 という訳で、夕暮れ時にはMighty Diamondsに登場願いたい。今さらここで書くまでも無い名曲の数々を3人の美しいコーラスで。何回観ても素晴らしい“ヴィロードのカミソリ”の魅力をまだ体験していないなら、この機会を逃す手は無いぞ。きっと新たな音楽観を君に与えてくれるだろう。それは、レゲエ独特のエッジの効いた美しさを充分に堪能出来るからだ。


 他にも“Mr. Horns ManDean Fraserが素晴らしいインストゥルメンタルの世界を繰り広げてくれるだろうし、実力派のMikey Generalもやって来る。ジャマイカのみならずヨーロッパでも人気のあるツアー、ライヴ慣れしたアーティストだけにナイスネス・ギャランティ。


 そうそう、「Everyone Fall In Love」以降もコンスタントにヒットを飛ばしているDevonte & Tanto MetroFrankie Paulも久々に日本でライヴ。勿論、我らがNahkiも参戦だ。みんな盛り上がって下さい。タイプ的には色々なアーティストがやって来るけど、どれもGood Reggae Music。この機会に音楽的視野がグッと広がる人も多いだろう。最後に、そんな好イベントを企画した主催者にリスペクト!